生後8ヶ月の時と1歳半ばか後半ぐらいの頃に、
動物園に連れて行ったことがあるのですが、
あまりに恐怖に顔を引きつらせながら大声で泣き叫ぶので、
お弁当の時間も入れて、
わずか30分足らずで退散するはめになりました。
そんな過去もあり。
そして未だに、幼稚園に行く道でも、
散歩中の小型犬に出会うと、
ピキっと顔に緊張が走り、思わず後ずさってしまう…。
(べつに、こわくないよーとは言ってるけど)
「幼稚園の遠足、動物園に行くんだって
」
と話をふってみると、
「いや、どうぶつえんいかない
だってこわいもん」
と、きっぱり拒否してくれちゃったし…
こんだけ怖がってるんだから、無理に行かせない方がいいのか、
それとも少し頑張らせてみた方がいいのか。
夫婦でさんざん迷ったあげく、
まずは、療育の先生に相談してみました。
先生の答えは…
最後に行ったのが1歳の頃で、あれから月日も経ち、
ゆぅも成長している。
それに、幼稚園のお友達と一緒に行くんだし、
みんなと一緒なら案外行けちゃった、ってこともあり得る。
あの幼稚園なら、ちゃんとゆぅの状況に応じて
配慮もしてくれるだろうし、ここは思い切って、
園側さえいいと言ってくれれば、お任せしてみてはどうか。
というものでした。
これを踏まえ、次に園長先生に相談してみると、
親と行くのと幼稚園のみんなと行くのでは、
やっぱり違うこともあると思うし、
私達も出来る限りの配慮はするから、
みんなと一緒に行ってみましょうよ。
と、心強いお返事をもらいました。
ただ、万が一以前のように、
もう怖い
嫌だ
今すぐ帰るっ
…とパニックになってしまった時に、
他の園児さんたちに迷惑がかからないようにと、
先生と相談して、動物園の近くで私も待機することに。
昨日、帰りに園バスを降りたとき、
担任の先生から
「ゆぅくん、あした動物園一緒に行こうね。
元気に来てね、待ってるよ」
と声をかけられ、うんと頷いていたゆぅ。
怖い…とは言ってたけど、行くのが嫌だとは言わなかった。
そして、今朝。
きっとたくさん頑張るであろうゆぅのために、
お弁当はゆぅの好きなもののオンパレードにして、
大好きなりんごとブルーベリーも入れてあげました。
…しかし、大失敗。
朝からちょっとしたゆぅの失敗に、
ついついイラッとして、かなりきつく叱りつけてしまいました
これから頑張ろうとしている我が子に、
なんてことしたんだろう…
情けない母親だ…(泣)
落ち込みつつ、実家の母に車を出してもらい、
動物園に向かいます。
その最中も、園長先生から
「お友達の○○君と楽しそうにおしゃべりしてます」
などとショートメールが入りました。
よしよし、いい調子。
先生によると、動物園に入って、初めはやはり怖がっており、
警戒した様子でいたそうですが、
「みんなと一緒だから怖くないよー」と
先生に声をかけてもらったり、
他のお友達が動物を見て
キャーキャー嬉しそうに騒いでいるのを見ているうちに、
恐怖心も薄れていって、
虎やライオンやゾウなどの大きい動物も楽しく見れたそうです。
そして、先生から電話が入り、
「もうすっかり大丈夫そう。
お母さん、今からちょっと動物園の中に入って、
こっそりゆぅくんの姿見て、安心して帰りませんか?
私もお母さんの顔見たいしさ〜
」
と言ってもらったので、こっそりと侵入してきました。
園長先生が待っていてくれて、
「ほらな、大丈夫そうやろ?」と指をさした方には、
少し腰がひけながらも、みんなの中に混じって
楽しそうに歩いていくゆぅの後ろ姿。
「ゆぅくん、鹿さんやらライオンやら、可愛い〜言うてたで。
もうこれで、ゆぅくんも動物園大丈夫になったやん
すごいなぁ!ゆぅくん、幼稚園に来てあれもこれも成長したね。
お母さん、ホンマにご苦労さんでした、
お母さんもホンマにようやってくれてはるわ」
と、園長先生がニコニコ握手しながら言ってくれた言葉に、
思わずウルウルっときてしまいました
こんなに楽しそうに、お友達と関わる姿を見られる日が、
動物園に来られるようになる日が来るなんて、
想像も出来なかったよ…
幼稚園からニコニコ顔で帰って来たゆぅ。
「動物園、楽しかった?」
「うん
えっとねー、鹿さんとね、ゾウさんがね、かわいかった
」
「きりんさんはおやすみだったんだって〜(檻の工事のため)」
「おべんとうはね、Kせんせいと、Nせんせいと、えんちょうせんせいと、
それからみんなでたべたの〜」
などなど、興奮気味に土産話をたくさん聞かせてくれました
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